私は、いろんなことに影響を受けやすい。
テレビを見ながら、親が笑ってるかどうか、顔を見て確認する癖があったり、自分に対しての陰口を聞いたら行動を変えたり、いい日だなと思いながら確認した星占いの結果が悪かったら落ち込んだり、誰かが亡くなった時にはその人が幸せだったかどうかを想像してるうちに動けなくなったり。
人の言葉、小説の言葉に一喜一憂。
リアクションにも、一喜一憂する。
それで気づいたら疲れてたりする。
「僕ぐらいの歳になったら落ち着くよ」
師匠と呼んでた人が、そんなことを言っていたが、いざその人と同じ歳になったら、変わらないどころかより敏感になっている自分しかいない。やはり、すべての大人が鈍くなって過ごすとは限らないようだ。
鈍感になりたい、と色んな人に相談したことがある。
鈍感だと色々大変だから敏感なほうがいいよ、と誰かが言った。それぞれに困ることはあるだろう。
なんでもかんでも気にしすぎて、感じすぎて苦しくなることもあるし、感じすぎるからこそ、世界観や心に深く潜り込み、感動することもある。
境界を超えてズタズタに傷つけてくる人もたまにいるが、彼らは無自覚で、傷つける気もなく傷つけてくる。あなたは人生が楽しいんだろうな。自分とは違う方向の楽しさを持ってるんだろうな。
悪いことだらけでもない。感じ取った喜怒哀楽は、じわじわと沁みて私の血となり肉となり、日々思い描いたり現実に描いたりするものに映し出されていく。