「はてブロだ」
私の書いた文章を読んで、師匠がそう言った。
師匠に見せたのは、数十枚のルーズリーフにびっしりと書かれた日記、自己分析、世の中に対する意見などだった。
就職試験の対策のために書き始めたものだったが、当時の私は読み手がいてくれないと筆が進まなかったので、就活の相談に乗ってもらうついでに、ほぼ毎回、このルーズリーフを見せつけていた。
見せつけて満足していた。特に具体的な感想を求めていたわけじゃなかった。信頼している人に読んでもらうことを想定しながら書くことで、自分にしか分からない意味不明な言葉を回避することが出来た…と思う。
当時の私は、はてなブログとは無縁で、なんか名前は聞いたことあるかなぁぐらいの感覚だった。
私の文章のどこが、はてなブログなんだろうか?と頭の中に はてなが思い浮かんだけど、「どのあたりが、はてなブログなんですか?」とは聞かなかった。「はてブロだ」が、仮に褒め言葉じゃなかった場合、私は筆を折り、ルーズリーフを破るかもしれなかったからだ。
自分で調べたけど、よく分からなかった。自分が知ってたブログは、Yahoo!ブログと、アメーバブログ。これらと何が違うのか。色味以外にわからなかった。
はてブロを始めたのは、それから約3年後の事だった。今は非公開になっている、もうひとつのブログ。あまりにも暗すぎたので非公開にしている。
結局、未だに自分の文章のどこが、はてなブログなのか、よく分かっていない。
一応、noteのアカウントも存在こそしているが、今は更新していない。
noteも、アメーバブログも、今は無きYahoo!ブログも、それぞれ機能が素晴らしいのだけれど、なんか自分には向いてない気がしている。
個人的にnoteは、オフィスカジュアルなイメージがあって、アメーバブログは、つけ爪でキャラ弁作ってるみたいなイメージがある。どこからそのイメージが来てるのかは分からない。
どちらも、絶対に見られることを覚悟して、間違えることもなく書かなきゃいけない気がしちゃう。自分じゃない自分が出てきて勝手に文章を書き始め、良く見せようとしてしまう。
それで更新した後に「こんなんじゃダメだ!」と、本来の自分が戻ってきて頭を抱える。そんなことを繰り返してるから、noteのアカウントは、何度か作っては更新をやめ…を繰り返している。
ひとつ思うのが、反応の緩さ。
「いいね!」とかの数がそこまで強調されてないあたりが、はてなブログの中で感じる心地良さかもしれない。他のブログよりもボタンが小さくて安心する。
絶対に見られてるという強制感が少ないから、余計な緊張をしすぎないで書けている気がする。
私が書く文章はSNS映えしないし、新たな知識も身につくわけじゃないと思ってるので、これぐらいが丁度いいかもしれない。