自分は今でもきっと、誰かの役に立っているはずだ。
でも、それだけでは足りない。
私はただ、いただいた仕事をするだけでなくて、大切な人の役に立ちたい。力になりたい。
とにかく幸せにしたい。少しでもその人が幸せな時間を過ごして行けるように力を尽くしたい。
私と遊んでくれた人。
長電話をしてくれた人。
放課後も授業前も勉強を教えてくれた人。
入社後に同期会を開いてくれた人。
配属先が分かれても気にかけてくれた人。
ご飯をおごってくれた人。
夢を応援してくれた人。
相談に乗ってくれた人。
心を救ってくれた人。
ずっと恩返しがしたかった。私が苦しかった時に助けてくれた人達。
助けられるばかりじゃなくて、その人達が苦しくなった時には私が助けるんだと強く思っていたし、そうでなくても、なにか力になれることは無いかと探し続けた。何ができるだろうって、ずっとずっと考えて、行動した。
半分くらいは自己満足かもしれない。お願いされてもないのに自分から出来ることを探しに行っているから。
でも私は助けられすぎているから、この世界に対して、助けてくれた人に対して、なにかしないと気が済まない。
自分の中で納得のいく方法を見つけて、実行に移して、相手が楽しく幸せになってくれたらいいと思った。
納得のいく恩返しも出来ず、近くで苦しんでるのに救うことが出来ないまま別れてしまった人も、たくさんいた。
悔しい。自分の思考や力が足りなかった。一生の悔いだ。
10代までは本当に何も出来なくて、自分のケアをする事だけで精一杯だったけど、年々、力がついてきて、ほどよく余裕も出てきた。納得のいく方法を見つけて、絶対に実現させると決めて走ってきた。10代の時よりも色んな人の力になれていると思う。
皆が既に私の力など必要ないほど幸せに生きてるとしても、私は幸せを増やしたい。幸せなことはいくらあっても無駄にならない。
あきらめない。
私に関わり助けてくれた人や心を救ってくれた人に対して、自分なりの恩返しをするまで、力になるまで、支えになるまで、私は死なない。
誰に与えられたわけでもないけど、私の使命だ。
今度は私が、貴方を幸せにする。
今すぐには無理でも必ず。
何年かかっても、必ず。