青色茶碗

思考回路をクールダウンさせるために更新するブログ。AM0:00~AM8:00の間に投稿することが多いです。

人が作り上げたものを、たった一言で壊してほしくない

「出来ないものは出来ないので仕方ない」

「これはルールだから」

「今回は諦めて」

 

思い通りにいかない事や、計画通りに進まないことがあるというのは分かってる。

だからって、その一言だけで物事を無しにするかどうか決めるのって、感情が無さすぎじゃない?人間らしさはどこにいった?

 

一切、想いをかけていなくて、中身が空っぽで、どうでも良いものだったら、別に一言で終わらせていいだろうけど、

人間が関わってイチから作ってる以上、そこには作ってきた人の想いがあって、作り上げるまでに労力とか時間とかもかけているわけで。

 

だからって、絶対に無しにしたらいけないだろ!なんて強引な話をしたいのではなくて、

人の想いがこもってるものを、やむを得ない事情で無しにしたり壊したりしなければいけない場合に「これはルールだから」「今回は諦めて」とか、そんな機械みたいな冷たい言葉で全却下するのは、作った人に対しての、ねぎらいの気持ちがなさすぎる。自分の命令で部下にお願いしているものだった場合、感謝や申し訳なさも足りていない。

 

何でもかんでも思い通りにいくなんて思ってはいない。

でも少しぐらい、無しにされたことに対するこちらの悔しさやかなしみに寄り添ってくれてもいいじゃないか、と思う。

AIでも機械でもなく対人間なのだから。ルールがどうとか、それも分かるけど、心を持ってる人間なのだから。

「ルールだから」で、ルールに全てを当てはめて、枠を超えてチャレンジすることもなく、100パーセント成功するものだけ選び続けていたら、楽しさがないよ。

失敗があってこそ、いいものが出来上がるんじゃないのか?

あえてルールを無視してやるからこそ、新しい世界が見えてくるんじゃないのか?

 

人が考えを練りに練って、何十、何百もの手順を踏んで作り上げたものを、たった一言で片付けないで欲しい。

同じ人間として生まれたならば、心があるならば。

そのものの中心に宿る作り手の思いを見落とさないはずだ。