青色茶碗

思考回路をクールダウンさせるために更新するブログ。AM0:00~AM8:00の間に投稿することが多いです。

別人になることで声を発せる

満員電車で、人混みの中をすり抜けないと降りられない時、人が道をふさいでいたら、どうするだろうか。

おそらく多いのは、「すみません、降ります」と言いながら降りていくパターン。あっ、この人は降りたいんだな、とすぐわかる。これが一番スムーズだろう。

 

頭ではわかっている。

でも私は「すみません、降ります」が言えない。

言えないというより、声が出ない。

言おうとすると、喉の手前で言葉が止まって消えていってしまう。

 

そもそも声が出ない、というわけではない。

ただ、人前では声が出なくなってしまうのだ。これは、子どもの時から続いている。

 

例えば、授業で発言をする時。手を挙げることはあまり無かったが、それでも稀に手を挙げたとき、そこで指名されたら、かなり緊張はするけど、それでも落ち着いて考えを述べることが出来ていた。

しかし、急に指名された時、一応発言はできても、発言する前に言葉が突っかかるような感覚になって、自ら手を挙げたときよりもスムーズにいかないことがあった。

 

あと一番声が出ない場面は、公共交通機関に乗った時。

冒頭にもあったとおり「降ります」が、どんなに困っても言えない。高校生の時でも言えなくて、私の代わりに近くにいたお姉さんが「降ります降ります〜!」と声を上げてくれたこともあった。

 

おそらく、他人が大勢いる場所が苦手なのだと思う。色々と気にする性格でもあるので、それも関係してるかもしれない。

 

私が言えない、言いにくい言葉

  • 「降ります」
  • 「通ります」
  • 「後ろ通ります」
  • 飲食店を出る時に「ごちそうさまでした」
  • 呼び鈴がないお店で店員さんを呼ぶ
  • 周りに複数人いる中で、注文や希望の商品を伝える
  • 「お先に失礼します」
  • 「お疲れ様です」
  • 「こんにちは」
  • 「こんばんは」
  • 「おはようございます」
  • 「ありがとうございます」

 

たぶん、他にもある。

個人的に、こりゃあ良くないなぁと思うのが「ありがとうございます」を言えてない時があること。口だけ動かせても声が出てないことが多い。感謝の気持ちでいっぱいでも、それをその場で伝えることが難しくなってしまう。

「お先に失礼します」なども、職場の同僚を前にして言おうとすると突っかかることが多くて、その突っかかりを乗り越えようと力を込めていると、不思議そうにこちらを見ている同僚がいたりして、焦ったりしている。

 

子どものときからこんな感じで、さらに親戚や友達の家に遊びに行っても、暴れることは無く、黙って正座をしていた。

小学生のときに神社でお祭りがあって、屋台をまわっていたら、クラスメイトとすれ違った。相手は私に気づいて名前を呼んでくれながら手を振っていたのに、私は相手の名前も言えず、手も振れなかった。

「中学、高校に入ればキャラ変するよ」

そうやって周りの大人からは期待をかけられていたが、実際の私は中学でも高校でも、明るくキャラ変することはなかった。

 

かわりに「ピエロのお面をつけて校内をうろうろ」することはあった。

部活動の勧誘を兼ねていた。お面をつけている間は、ほとんど喋ることがなかったものの、普段しないような動きを自然としていた。

さらに当時アルバイトに行く時は、その道中で「今日の私は、○○さん」と、特定の誰かのキャラを自分の中にインストールしていた。すると不思議と素の自分でいるよりも、比較的スムーズに話せていた。

 

このあたりで気づいたのが「別人になりきっている間は、声が出やすい」ということ。

しかも普段ぎこちない動きまでなめらかになる。なんとなく、心にバリアを張ったような感覚にもなって安心感が増す。

毎回インストールが上手くいくわけじゃないけれど、それでも意識するだけでだいぶ声の出方が変わったりする。

 

特定の場面で声が出ないのは、なにかの症状で、名前がついてるのかもしれないが、正確には何なのか分からない。

分かったところで、長年このような状態だから、治るにしても時間がかかると思っている。

 

ちなみに、インストールするキャラや特定の人物次第では、周りに引かれてしまったり、同一人物なのかと疑われたりもするが、見慣れていただくしかない。